近畿未来塾は、平成19年8月7日から3泊4日で山梨県韮崎市にある損保ジャパン山梨総合研修センターをお借りして開催させていただきました。
この塾は日本の将来を託すのは若者であり、そのためには高校生の時から視野を広く、目的意識をもってこれからの日本を支えるリーダーになってもらいたいとの趣旨で開塾したもので、今年は第2回目となりました。
昨年は初めての開催ということで、試行錯誤しながらもより多く、より充実した内容でということでややハードなカリキュラムになったところもありました。
今回は、塾生も昨年より大幅増の108名であり、また遠隔地での開催ということでカリキュラムを調整しながら進めてまいりました。
往きの車中でオリエンテーリングやレクリエーションを実施、研修会場到着時には既に仲間意識が醸成されていて、以後のチームミーティング等スムーズにかつ活発に推進されました。
塾では各界の第一人者の講演により、その体験や生き方を吸収、また塾生同士のミーティングでは夢や希望などの語らいを通じて刺激し合い自分の可能性を広げ、磨いてもらうという我々の期待がありましたが、最終日各塾生から自信を持った力強い発表を開かせていただき、我々の期待を超える成果があったと自負し、感謝しています。
また、講師の方々も遠路の中、前泊していただいた方など講義内容もさることながら、あふれる熱意に頭が下がる思いがしました。
今回の塾生の内訳は、大阪府・兵庫県に加え新たに京都府教育委員会ならびに私立中学高等学校連合会の後援をいただきました。また、東京都、広島県からの高校生の参加を得て合計108名の生徒を派遣していただきました。
教育委員会や各高校の先生方に厚くお礼申し上げます。
大変な暑さの中でしたが、快適な研修環境を提供していただいた椛ケ害保険ジャパン様はじめ、ご協賛賜りました法人・個人の皆様に塾の趣旨を十分活かす事が出来ましたことを報告させていただきますと同時にそのご厚志に感謝申し上げます。
そして、夏休み期間中にもかかわらず、塾生をボランティアでサポートしていただいた企業5社8名と大学生、大学院生16名の皆様ありがとうございました。
最後になりましたが、産経新聞等の報道のとおり今回の未来塾につきまして各方面から多大の評価をいただきました。来年も関係者のご協力を得ながらより充実した形で継続して実施して参りたいと存じますので、引き続きご支援を賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。
本当にありがとうございました。
国際保険株式会社 代表取締役社長 大石 正守
高校生のための「第2回近畿未来塾」は、今夏、近畿、中国、東京地区から108名の高校生を迎え、山梨県韮崎市で開催されました。
IT技術があらゆる分野で急激に浸透し、経済のグローバル化が進展する中、国内的には高齢化と少子化、教育問題等々多くの課題が山積しております。このような状況を念頭に、これからの日本はどうあるべきかを考えた時、「若い人達に、日本の未来像を描き実現させてほしい」、「これからの日本を支える若いリーダーを育てることは我々大人の重要な責務である」と考えるに至り、一昨年「次世代を担う高校生のための未来塾」を広島で立ち上げ、昨年は、さらに近畿地区の高校生を対象に「第1回近畿未来塾」をスタートいたしました。
これからの日本を担う真のリーダーは
(1)自尊心、自負心、高い志をもって失敗を恐れず果敢にチャレンジする
(2)歴史感覚、国際感覚を身につけ、しっかりとした倫理観をもつ
(3)コミュニケーション能力をもつ
(4)実行力がある
(5)人間的魅力がある
等々の要件を備える必要があります。
私自身の講義の中でも、講師の話を聞くだけではなく自分で考える力を身に付け、「こういう人間になる」という強い意思と執念をもつことが大切ですと強調しました。
学校では得られない貴重な体験や交流を通じて自己発見、自己開発、人生の目標設定というプロセスを学び、これを実現する能力を身につけ、やがて成長されて10年、20年後には日本のリーダーとして活躍していただけたらと熱く期待しているところです。
またこの未来塾を続けることにより、先輩塾生を範とする心ある若者が後に続いていきます。この継続こそが我国をより明るく活力あるものにする原動力となっていくものと考えます。
このような気持ちから、卒塾の記念品に、日本をより良くするために自分も参画し努力しようと“I’m in・A better JP. ”と書かせていただきました。
今回の第2回近畿未来塾開催にあたり、多くの企業団体や個人の皆様からご賛同をいただき、ご支援・ご協力を賜りました。
お陰をもちまして成功裡に終了させていただきましたことに心からお礼申しあげます。
近畿未来塾
名誉塾長 大竹 美喜