次世代を担う高校生のための2005年未来塾

 

 今回「次世代を担う高校生のための未来塾」には、事前の参観申し込みが33件(塾生参加高校関係者5名、広島県内教育関係者2名、塾生親子1組、大学関係者1名、次年度未来塾開催関係者4名、一般20名)あったことから、来場者にもアンケートへの回答をお願いしました。 事前申し込み及び当日参観希望者(主に送迎された父兄)を含め、アンケート用紙の回収は13件、その他来塾後に寄せられたコメント等を併せ、来場者アンケート結果として以下の通り総括しました。


(1)
参加高校関係者
―全35校中5校の理事長・校長・担当教諭が参観、( )内は塾生参加人数

             ・広島市立 広島商業高等学校 (5名)

             ・広島県立三次高等学校 (5名)

             ・広島県立西城紫水高等学校 (4名)

             ・初芝高校・初芝橋本高校(大阪・和歌山)(計3名)

             ・広島県立戸手高等学校 (1名)

            

1. アンケート結果
 アンケートは2件いただきました。主なコメントは以下の通りです。 「参加している高校生の表情を見ると、とても昨日顔を合わせたようには思えないくら元気でした」 「プログラムはディスカッション等の演習が充実しているので良いと思う」 また、広島県立西城紫水高等学校 校長先生が突然来場されるなど、塾生を送り出した高校での関心の高さが伺えました。
 
2. 学校関係者のご協力
 今回の未来塾は8月28〜31日の開催となりましたが、この時期広島県下では多くの高校がすでに始業式を迎えていた、あるいは補講が始まっていたため、参加校関係者の参観は難しかったようです。なお、この開催時期の問題は、参観者数以上に、塾生の募集にも大きな影響を与えたわけですが、未来塾の意義に賛同し理解をいただいた学校では、「未来塾参加者は公休扱いとする」など、通常では考えられない最大級の配慮を頂戴しました。今回の未来塾は、塾生募集に奔走いただいた関係者のご協力、学校関係者のご理解・ご配慮があったからこそ開催にこぎつけられたものと考えております。この他、広島大学付属福山高校では8月28日・31日の塾生の送迎に際して、福山駅から広島駅まで付き添いの先生を派遣するなどの配慮もいただきました。
また、塾生の参加はなかったものの、山陽高校の教諭の方からは、8月28日〜31日の全てのカリキュラムを参観された上で、「来年は我が校の生徒も是非参加させたい」とのコメントをいただきました。このことは、現在教育現場を預かる現役教師から高い評価を得たことに止まらず、様々な局面で、未来塾の評価実体験を通じ、口コミで伝えられるルートを得たことにもなり、今後の未来塾の認知度向上に是非ともご協力いただきたいと思います。

(2)
参加者父兄
1. アンケート結果

 アンケートは3件でしたが、一部のご父兄からは塾終了後にも感想をいただいております。 ご子息が未来塾に参加したご父兄からは、「夢の実現には強い意志(あきらめない)や努力がいると思います。この塾をきっかけに夢を実現させるためにどうすればいいか考えて欲しいと思う」「参加者のみんなが勇気付けられ未来を担う責任感と自らの意志が確立されるよう期待したい」といったコメントがありました。

 

2. ご父兄の感想等

 塾生の弟さん(中2)を連れ、結果ご家族全員での来場となった方もいらっしゃいましたが、都合2日間聴講され「刺激を受けた」との感想と、後日「塾終了後は食卓で未来塾の話題でもちきりです」とのメールもいただいています。 また、広島県教育事業団勤務のご父兄には、ご自身のご子息及び友人に未来塾を紹介いただいた上、塾終了後は「これからの彼ら自身の進路選択に役立ったようです」と、ご子息の変化についてのご連絡を頂戴しました。 更に、昨年実施された全国版「日本の次世代リーダー養成塾」に参加した高校生が、地元広島で開催される未来塾を一目見ようと、親御さんと一緒に参観されていました。このように親子で未来塾に関心をもっていただけたこと、しかも多数のご父兄から評価を得られたことは未来塾開催の意図が十分伝わったものと推察でき、次年度以降の未来塾の普及・サポートを期待できる観点で、大変意義深いものと考えます。

 

3. その他

呉市小学校校長先生からは、塾生について、以下のようなコメントをいただきました。

(1)基本的社会マナーができていた (2)前向きで眼が輝いていた (3)講演内容を十分理解し、鋭く、具体的な質問を投げていた また、未来塾についても、「ボランティア(サポーター)の参加に驚いた。心に感動を覚える企画であった。」とのコメントも併せていただきました。

更に、今回は、来年度以降未来塾同様の企画を検討している方々が、島根・大阪・茨城から計4名参観され、「地元県での開催に向け大きなヒントを得た」との感想を述べておられました。

今回の来場者の「未来塾のさらなる発展を期待する」「継続して開催して欲しい」「多感な高校生たちに  大きな夢を与え、理想を見つけ、理想実現のために手順を見つける手立てを続けて欲しい」などの意見から、次年度以降の開催に大きな期待が寄せられていることが伺えます。

一方、「日本人は集団で躾られてきた。未来塾は創造力をも養う場でもあると思います。もっとオープンな心を持てるよう「笑」や「自己表現」を発揮できるような和んだ雰囲気の中で開催を」と、今後の開催に役立てていきたいコメントもいただきました。

今回ビジターとして参観いただいた方の多くは学校関係者からの紹介、または塾長からの紹介でした。RCCのラジオ番組を聞いての参観希望者は2名いらっしゃいましたが、一層の認知度向上のためには、マスコミとのリレーション・タイアップ強化が必要と考えます。

 

【事務局所見】

 未来塾は、広島県における私塾としては初の試みであったことから、教育関係者・ご父兄の関心は非常に高かったものと思われます。特に未来塾の意義に賛同・理解をいただいた方が想定以上に多くおられ、今回の開催に当たり早速ご協力いただけたことは感謝の念にたえません。このことは、事務局にとっても、来年度以降の開催に向けて非常に心強いものであり、未来塾を広く認知いただくという極めて短期的な目標はもとより、将来のリーダーを大勢排出するという本来の目的に向けて協働し、是非とも実効をあげていきたいと考えます。

 

 

  

 

 

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