講義2 「自尊心をもって生きる」 織田善行講師Q. 高校生に今経験しておいてほしいことはありますか。 A 3年生はもう受験だろうから、1,2年生の間にできるだけたくさん本を読んでほしいです。 Q. 塾生を見ていて何か気になったことはありますか。 A. 一番気になったことは、「どんな目標を持てばいいのですか」という質問です。 |
講義3 「コミュニケーション力を育む」 前田嘉昭講師Q. 今年の高校生の印象はどうでしたか? A. 非常に楽しく参加していただき、また積極的に交流を深めていて、講義の成果も上がったと思う。 Q. 高校生に必要なこと A. 相手の話をよく聞くこと。相手を観察し、内容をより深く理解することでより一層コミュニケーション能力が高まると思います。 Q. 高校生にお勧めの本 A. 安岡正篤の陽明学に関する本です。成功事例、失敗事例を歴史から学び、自分なりの意見を持つことが大事です。これからの時代は積極的に自分の意見を言うことにチャレンジするべきです。 |
講義4 「グローバリゼーションの中の日本と求められる人材像」
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講義5 「日本の法曹の役割と法曹を志す人へ」 大川哲次講師Q. 今日の高校生の印象はどうでしたか? A. 最初は幼い印象だったのですが、一生懸命話を聞いてくれてよかったです。 Q. 今の法曹界について A. 徐々に法曹界の人気が落ちている中で、優秀な人材を発掘したいということで話をしました。 Q. 法曹界を目指す高校生には今何ができるでしょうか? A. まず興味を持つことです。例えば、裁判員制度などに対しても興味を持つことでいかに法律関係の仕事がやりがいのある仕事かが 分かれば、努力することができると思います。 Q. 高校生へのメッセージをください。 A. 十代後半から二十代前半に粘り強く頑張ることが、将来の糧になります。苦労から逃げないようにしなければならないですね。 |
講義6 「夢を実現するチカラとは?」 黒岩祐治講師Q. テレビとネットはライバルではなく、違った役割を担うものなのですか。 A. このあたりはまだ整理されていないところがあるのですが、YouTubeの存在は無視できなくなっているのは現実です。YouTubeでみんないろいろな動画を見ているわけでしょ。倫理的な問題があったりしても、抑え込めないのですよ。そのあたりとこれからどうやって共存していくのかな。これからもっと形は変わってきます。そうなった時に最終的にコンテンツ・番組の時代になります。コンテンツがどれだけ優れているかが勝負だ。今までテレビのビジネスモデルというのは、テレビ局の中での限られた時間の中で、時間を切り割りして売っていて、お金を自分たちで配分して制作費に充てるわけ。それがうまく当たった ら、例えばビデオにして売って収入を得るということはあったけれども、これからは番組(コンテンツ)が先にありき。映画みたいな感じです。映画は企画から始まるわけです。コンテンツ制作から始まって、それが次の展開をしていく。その中でインターネットとテレビの新しい融合の形が出てくると思う。今は過渡期でまだ分かりません。 Q. 高校生に今やっておいてほしいことは。 A. きちっと勉強しておいた方がいいです。目の前にあることをしっかりやるということ。これはなんだかんだいっても大事だと思います。好きな科目もあれば嫌いな科目もあるかもしれない。 |
講義7 「一つのことに一流になれ」 水野彌一講師Q. 講義を受けていた塾生の印象をお願いいたします。 A. とても熱心に聞いていた。与えられた機会に感謝しなくてはならないし、それが出来ている塾生が多くいたので、良かった。 Q. スポーツなど仲間と成し遂げる事をし、仲間のために何が出来るかを考えてほしいとおっしゃっていましたが、塾生が大学に進学して、スポーツ以外に何か出来ることはあるとお考えですか。 A. 人との関わりを持つことが大切。豊かな社会になってしまい、濃密な人間関係を作りにくくなっている。「自分のことは放っておいて」や「私はこうやりたい」ではなく、譲ることが大切。自分の立場をわきまえて振舞うことが求められる。それにはまず、自分を知ること。 Q. 塾生にお勧めの書籍をご紹介ください。 A. 江戸時代の日本人は、勤勉と倹約で高貴な人々だった。江戸時代の教育は戦前の教育につながり、戦前の教育は戦後の教育につながる。今の時代の教育はその先の未来につながる。今の時代の教育は江戸時代の教育に学ぶべきところが多分にある。江戸時代の人々に学ぶところがあるので、この書籍を紹介します。加藤祐三『幕末外交と開国』(ちくま新書) |
講義8 「明日への今」 田中紘一講師Q. 高校生に経験して欲しいことは? A. 非常に難しいんだけど、人間は坂をまっすぐ登って行くような成長はしない。必ず、悩みながら立ち止まる。そして、ある機会で、上がっていく。このことをまず、知っておかないと。 Q. 医者不足が問題になっていますが。 A. 医者の立場から言うと、医者の数を増やしてほしい。産婦人科医と外科医が特に少なくなっています。 |
講義9 「命の賛歌〜かがやきながら生きるには」 下垣真希講師Q. 塾生の印象をお聞かせ下さい。 A. 本当に心強い子たちだなあと。「頼んだよ」という思いで話をさせて頂きました。 Q. 塾生に何かメッセージを頂けますか A. 若い子供に話を聴いてもらえるということがすごく嬉しいので、毎年ここに来るのを楽しみにしています。やっぱり次の世代に託しているわけですから、私たちの世代、それ以上の世代で頑張った部分とだめにした部分 ― どちらかといえばだめにした部分の方が多いかもしれません ― 豊かさ故にだめになった部分、だめにした部分をみんなにはもう一度本質を見極めてほしいです。 |