次世代を担う高校生のための2006年未来塾
講師の皆さんからの評価

 

(1)
「次世代を担う高校生のための未来塾」開催趣旨について
  • 今後の日本にとって人材育成 、それもリーダーづくりが重要だというのは周知が認めるところであるが 、それを地方から 、若い高校生にリーダーシップ・マインドをほどこすような カリキュラムは非常に意義があると思われます。(趙佑鎭)
  • 素晴らしいと思います。今後の発展を確信します。(湖山泰成)
  • 日本の未来を担う人の育成は 、素晴らしいことです。また 、高校生を対象とすることは 、 非常に大切なことだと思います。全国ネットでの人の交流も望まれます。(松坂敬太郎)
  • 準備 、運営全く問題は無かった。参加できたことに感謝している。大竹塾長の熱い想いに共感した。
    今後とも協力させていただきたい。(川合アユム)
  • 大いに賛同しています。少しずつ全国に広がっていくことを期待しています。(本城慎之介)
  • 昨年度より規模は小さかったですが 、高校生の夏に大きな体験をプレゼントするこの塾が継続されたことがよかったです。(山夲志都)


【事務局所見】

 師の皆様には 、未来塾の趣旨にご賛同いただき 、ご多忙の中 、遠方までご足労いただきました。
また 、志ある塾生のために 、次世代を担うリーダーの資質・要素について 、あるいは 、これからの人生に何が必要であるかなど 、情熱をもって講義していただきました。 

 講師の方から も継続することが重要であるというご意見からも、 昨年に引き続き未来塾が開催できたことは非常に意義深いものと考えます。

 

(2)
講演・カリキュラムを終えての感想
  • 具体的な経営学はやや興味が沸かないようですが 、人生観や人間関係 、人としての倫理観などには 、大変興味を持つ生徒さんが多いようです。(松坂)
  • 講義ではグループ・ディスカッションがありましたが 、初日 であったせいか他校の生徒さんたちとの交流が少し恥ずかしそうなところがありました。
    しかし 、最初から真剣に意見を出し合うグループもありました。講義後に 、何人かの生徒さんとお話ができましたが 、コミュニケーションに関心を高く持っている人もいたのがうれしかったです。 (山夲)
  • 大人しい高校生ではあったが 、これは初日にどのような カリキュラムが提供されたかに大きく左右されていると思う。
    チームビルディングをしっかり行い 、「どんどん発言していいんだ」「質問しなきゃ損なんだ」 という雰囲気を初日にしっかり作ることが大切。元気がないのは 子どもが原因なのではなく 、そういう雰囲気づくりができなかった大人の責任。(本城)
講師感想01

【事務局所見】

 ご指摘にあるとおり 、講義が人生観・人間関係・倫理観について訴える内容であると 、たとえ高度なものであっても塾生にとって充実したものとなるようです。
 未来塾のコンセプトである「若い人財が育つキッカケの場」創りにおいて、カリキュラムの構成は塾の成否を左右するものであり、 初日に塾生同士が打ち解けられるように工夫するなど、 講義する側・受講する側ともに極めて重要であると考えます。

 

(3)
カリキュラム内容や構成について
  • カリキュラムは、明確なビジョンを持って構成すべき。
    内容・順番など、講師の都合や大人の人間関係を優先してはならない。「講師が話したいこと」を話させてはいけない。
    4日間の「最初」と「最後」を大切にし、重点を置いたカリキュラム構成であってほしい。(本城)
  • 体験的な カリキュラムを多く導入されたらと思います。(松坂)
  • サポーターの皆さんは熱心で一生懸命に関わろうとしてくださったのがありがたかったです。
    ただ 、コミュニケーションの講義中 、ディスカッションのときに サポーターの方と学生の間にまだぎくしゃくしたものを感じました。学生の雰囲気を打ち解けさせて 、また サポーターと学生の信頼関係を築くためにも 、事前に両者の交流がもっと行われていればと思います。(山夲)

【事務局所見】

 講師の皆様から 、様々な指摘を頂きました。本城講師の指摘された 「明確なビジョン」について理解を得られなかった要因としては 、各講師の方の講義とともにチーム別ディスカッションの時間を昨年より多く設けることで、夢・ビジョンについて語り、自分探しをし、夢を発表するという全体カリキュラムの流れを 、事務局が特に サポーターに事前に十分伝えられなかったことにあります。
 サポーターの皆さんには広島・東京において2回にわたり事前研修を実施しましたが、 「意識の共有化」が完全ではありませんでした。
塾生と サポーターと の信頼関係をいかに築くかは今後の課題となると思います。



(4)
その他
  • 全国で 定期的に会場を設け 、月1回の会合が出来ないでしょうか。
    年1回というのは夏祭りに終わってしまい 、塾生の個人の継続的成長にもって行くには寂しく 、もったいないです。(湖山)
  • このようなリーダーシップスクールの試み はアジアの他の国でも(例えば韓国)応用して開催させれば面白いのではないかと思いました。
    他の国でもこのような試み が定着したら日本国と他の国で共同 カリキュラムもつくれるのではないでしょうか。(趙)

【事務局所見】

 未来塾の開催方法については、昨年と本年では規模の違い、事務局体制の変更など継続的開催について試行錯誤している状態となっています。地域主導で開催をする場合、県北地区または広島県全域 、さらには近隣県へも募集をかけ 、各県が持ち回りで開催するなど様々な方法が考えられます。
 継続的開催については、地元の支援者・教育関係者の方々のご協力とご理解、そして塾生及び社会人・学生 サポーターのOB・OG 等の協力も視野に入れることで検討していきたいと思います。
 また、ホームページの活用など、合宿以外の未来塾のあり方についても検討することで、継続的サポート等の可能性も出てくるのではないかと思います。

 

  

 

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