次世代を担う高校生のための2006年未来塾
サポーターアシスタントアンケート

 塾生の理解を促し 、目標到達へのナビゲートを行うサポーターとして本年度は 17名(社会人 5名・大学生 12名)のご協力をいただきました。
 4日間の中で最も塾生に接し 、日々の成長を見届けた サポーターの皆さんからもカリキュラムに関して高い評価とコメントを頂きました。

(1)
カリキュラムについて

 アンケートでは塾生と同じく印象に残った カリキュラムを挙げてもらいました。最も高かったのは9件 の本城慎之介講師 、次に川合アユム 講師となっています。

 本城慎之介講師 の講義は 、塾生と同様 大変高い評価でした。「生徒の引き付け方 、引き出し方にはやはり感嘆させられた」「世の中の仕組みの縮図を 、身をもって学べたのではないか」との評価で 、塾生に大変刺激のある講義だったとの意見がほとんどを占めていました。
 また、体験を通して学ぶ講義が良かったとの意見もありました。

サポーターアンケート

 川合アユム 講師の講義は 、「すっと心の中に入ってくる話し方や内容だったと思う」との評価が示すとおり 、経験に基づくリアルな人生観が語られ 、塾生の心を大きく揺さぶった という感想を サポーター の皆さんが共通してもったようです。
 他の講師も、特に 疑問を投げかけ答えを考えさせる進め方が サポーターにとっても印象を強くしたものと考えられます。

 山夲志都 講師の講義では 、「講義の中で班単位で意見を出し合う場が設けられたので 、考えながら参加でき 、且つコミュニケーションの重要性が上手く理解できたのではないか」「塾生同士の意見交換の活性化に役立ったと思われる」といった意見があり 、 サポーター全員がコミュニケーションをテーマにした講義を高く評価しています。

 織田善行講師の講義は 、高度な講義内容にもかかわらず「未来塾で学ぶことの基本になる 一番大事な自分を見直す 、自分を変えていくということを教えてくださった」 、「塾生からは織田 先生の講義から学んだことを基にした意見も出ていた」との非常に高い評価でした。
 また、卒塾式での発表でもこの講義が生かされることから 、未来塾の根幹を示す講義で必要不可欠だとの意見もありました。

 趙佑鎭講師は、塾生にとっては難しいのではとの意見もあったが、サポーターにとってはお隣の国アジアとの国際問題、身近な話題を通して「組織においても個人の力が本当に力を持っている」ということが実感でき、このことは塾生にも伝わったのではないかとの評価でした。

 松坂敬太郎講師の講義は、「話し方にユーモアがあった」とともに「困難を乗り越えてこられた体験談」がサポーターにとっても魅力的だったようです。サポーターから見て、塾生にとって分かりやすい講義だったと好評でした。

 湖山泰成講師の講義は、講義内容に対する評価とともに、「ズバッと本質をつくような言い回しは、塾生に考え方と転換を促すものになった」との意見もありました。

 大竹美喜塾長の講義には、サポーターにとっても深く感銘を受けたようで「時間の制約があり残念」との意見がありました。
 また、講義を受けた塾生は「これから自分はどうしていくべきなのかといった気持ちを持ったのではないか」との感想があり、高い志を育む重要性を肌で感じさせるものだったようです。


(2)
役割について

 今回 は、広島から11名 、東京から4名の総勢17名の 社会人・学生の方にサポーとして活躍いただきました。
 役割について は 、事前研修を広島・東京に別れ2度実施したことで、 未来塾におけるサポーターの意義、役割を理解いただき塾生を尊重したサポートを心がけていただきました。
 しかし 「こうすればよかったと後悔する点もあった」など 、自分のサポートについてもう少し上手に出来ていたのでは…との悔しさを滲ませる サポーターが 多くいました。
 また、 4日間講義を聞き 、塾生達を取りまとめることを通して 、 サポーター自身も塾生と同様 リーダーとしてのあり方を学ぶ場となりました。

役割について

 本年は広島と東京と2ヵ所に分かれての事前研修となったこと、開塾中も全員が終日参加できないなど、全員が一堂に会することが難しかったことにより、 サポーター間での意識の差が生じてしまった要因と思えます。
 しかし、今回ご協力いただ いた サポーターの皆さんはそれぞれ仕事、学業を抱え る中で、積極的に参加いただきました。
様々な立場の方が参加いただいても、均一のものを提供できる体制を整えることは今後事務局としての重要な課題と考えます。
 また、本年は日本の次世代リーダー養成塾(2004年より毎年夏福岡県にて2週間の合宿研修)に高校時代に塾生として参加した大学生2名に サポーターとして参加いただき、ご自身の塾生としての経験から、積極的に提案いただくとともにリーダーシップを発揮いただき、 サポーターの皆さんをまとめていただきました。

 

(3)
開催時期について
開催時期について

 未来塾の開催時期については 、概ね今回と同じ頃が良いとのことでした。
 前回も8月上旬が良いとの結果だったことからも 、 適切 な時期だったと思われます

 

(4)
開催期間について
開催期間について

 4〜7日間が良いとの意見が多く 、もっと未来塾から自分たちも 多くのことを得たいという意志の 表れと思われます。 カリキュラムにもよりますが、 4日間を軸に開催期間を検討すべきであることが サポーターの皆さんからのアンケートからも伺えます。


(5)
その他の意見・感想 

 様々な反省とともに「別の角度からサポートする難しさを発見でき、今後の自分の成長の糧にできたと感じる」など、サポーター自身も成長できたとの感想がありました。
 サポーターの皆さんには4日間、講義が終了した後も夜遅くまでカリキュラムの進め方、塾生の状況について話し合っていただきました。
 塾生のために悩み、議論を重ね、課題を導く作業を行ったことが、成功への原動力になったと考えています。また、そのことがサポーター自身の充実感にもつながったものと思われます。

学生・社会人のサポーター内訳
■学生サポーター

県立広島大学............................5
県立広島大学大学院............................3
慶応義塾大学............................2
明治大学大学院............................2
小計 12(人)

 

■社会人サポーター
米子工業高等専門学校教員.......... 1
NPOひろしまね理事.......... 1
しょうばら産学官連携推進機構...........1
広島県立庄原実業高等学校講師.......... 1
広島みどり信用金庫.......... 1

小計 5(人)

  

 

 

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